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ホームページ制作 フリーランスの失敗しない選び方|相場・制作会社との違い・依頼前にやることまで

2026 5/12
Blog
2026年3月29日2026年5月12日
フリーランスに頼んで失敗する人の共通点

ホームページ制作のフリーランスに頼むか、それとも制作会社に頼むか――。

岡山でホームページ制作のフリーランスをやっている、Novus Digital の僕(キュウ)です。

フリーランスに頼むと、制作会社の半額〜3割引きで作れるケースも珍しくありません。ですが、その分「途中で連絡が取れなくなった」「ふたを開けたら自分で更新できない型のサイトだった」「保守の話が全くなくて放置されている」――そんな失敗談も、現場ではよく耳にします。

この記事では、ホームページ制作 フリーランスの相場・メリット・デメリット・失敗パターン・失敗しない選び方・制作会社との比較・依頼前の準備までを、現場目線で一気に整理します。

そして最後に、僕自身がなぜ「ホームページ制作 フリーランス」という働き方に辿り着いたのか、その裏側のストーリーもお伝えします。飲食店長として現場で販促を全部自力でやっていた話、趣味のブログ運営を何度もやってきた話、アフィリエイトに3年突っ込んで気付いた違和感、為替の自動売買プログラムを独学で組んだけれど種銭が足りずに頓挫した話、絵心がないと諦めていた僕がコロナ後にWebデザインに挑戦したら案外するすると身についた話――。きれいごとを抜きにした、生々しい遠回りの記録です。

そして、その遠回りの中で僕が辿り着いた一つの確信が、この記事の隠れた裏テーマでもあります。「ホームページ制作 フリーランスの本当の選び方」は、相場や実績だけでは決まらない――。なんの話なのかは、読み進めていただければ、ちゃんと答え合わせができるように書いています。

「フリーランスに頼んでみたいけれど、何を基準に選んでいいか分からない」――そんな経営者・個人事業主のあなたが、この記事を読み終えた頃には、自社にとっての「ちょうどいい依頼先」を判断できる軸を持てているはずです。

目次

ホームページ制作 フリーランスとは何か|相場・メリット・デメリットを現場目線で

スマートフォンとノートパソコンが並んでいて、それぞれにSNSの投稿画面とホームページのデザイン画面が表示されている。両方を矢印で結ぶような構図。明るいデスク環境、写真風、ドキュメンタリーテイスト、人物は写っていない

まずは「ホームページ制作 フリーランス」とは、そもそも何なのか。ここを誤解したまま依頼すると、ほぼ確実に期待値ズレが起こります。「安いから」「速いから」だけで選ぶと、後から泣きを見るのはあなた自身です。

僕自身、フリーランスという肩書きで仕事を受けるようになって、初めて見えた景色がいくつもあります。良い面も、しんどい面も。なので、ここから書くのは教科書の定義というよりは、現場で僕が肌で感じてきた「中の人の声」に近いものになるはずです。

この章では、フリーランスの実像、メリット5つ、デメリット5つ、相場の早見表、そして制作会社との価格差がなぜ生まれるのかまでを、順番に整理します。

法人化していないだけ、能力はピンキリ:ホームページ制作 フリーランスの実像

ホームページ制作 フリーランスとは、ざっくり言えば「会社という看板を持たず、個人事業主としてホームページ制作を請け負っている人」のことです。「個人に依頼する」と表現されることも多いですね。

ここで誤解されやすいのが、「フリーランス=経験が浅い」「フリーランス=アマチュア」というイメージです。これ、実態としてはかなり違います。

大手制作会社で10年以上ディレクター・デザイナー・エンジニアとして活躍してきた人が、独立してフリーランスになっているケースも珍しくありません。一方で、ここ数年で「Webデザインスクールを3ヶ月修了しただけ」で、いきなり「フリーランス」を名乗っている人もいます。

つまり、フリーランスというカテゴリーの中に、本物のベテランと、まだ駆け出しの人が、同じ「フリーランス」という名前で混在している――これが第一の事実です。

もう一つ大事な事実は、「ホームページ制作 フリーランス」は、基本的にすべての工程を一人で担当するという点です。ヒアリング、設計、デザイン、コーディング、公開、保守。これを一人でやり切ります。だからこそ、その人の得意・不得意がそのまま完成物に反映されます。

制作会社のように「デザイナーは強いけれどディレクターが弱い」「コーディングは外注」みたいな分業構造ではなく、「その人のスキルセット=あなたのホームページの品質」になる。これがフリーランスというものの正体です。

だから、依頼先を選ぶときの第一歩は、「フリーランスかどうか」ではなくて、「その人個人がどんな経歴とスキルを持っているか」を見ることになります。看板ではなく、中身を見る。これがすべての出発点です。

ちなみに僕がどんな道を遠回りしてこの仕事に辿り着いたのかは、後半でじっくり書きます。「中身を見る」と言うのは簡単でも、それを実感を持って言えるようになるまでに、僕はそこそこ長い時間を使いました。先にそっちが気になる方は、目次から飛んでいただいて構いません。

ホームページ制作 フリーランスのメリット5つ

ここからは、ホームページ制作のフリーランスに依頼することの、現実的なメリットを5つに整理します。きれいごとではなく、現場で実際に効くポイントだけです。

  1. 費用が制作会社の3〜5割安くなりやすい
    法人特有のオフィス賃料、営業マン、管理職、間接部門の人件費が乗らないので、同じ規模のサイトでも価格が下がります。小規模なコーポレートサイトなら、制作会社の見積もりが50万円のところを、フリーランスは25〜30万円で出してくる――というのはよくある光景です。
  2. 窓口と作業者が同じ人なのでスピードが速い
    「営業に伝える→ディレクターに伝わる→デザイナーに伝わる」みたいな伝言ゲームが発生しません。あなたの言葉が、そのまま手を動かす本人に届く。「ちょっとここの色だけ変えたい」みたいな小さな修正が、その日のうちに反映されることもあります。
  3. 意思決定が一人で完結するので柔軟
    社内稟議とか、上司の承認とか、そういう壁がありません。「やっぱり方向性を変えたい」「途中で要件が増えた」みたいな話も、その人が「OK」と言えば即対応できます。中小企業のスピード感とすごく相性がいいです。
  4. 長期的な伴走関係を作りやすい
    担当者が異動・退職するリスクが、構造的にゼロです。あなたの事業を5年、10年知り続けてくれる相談相手として、相性のいいフリーランスを一人持っておくのは、地味だけれど大きな資産になります。
  5. 「人」が見えるので相性で選びやすい
    法人だと、契約してから「あれ、担当者と話が合わない」みたいなことが起こりがちです。フリーランスは、契約前から「この人と仕事するんだ」というのが完全に見えます。性格的に合うかどうか、一度の打ち合わせで判断できます。

このメリット5つを見て、「あれ、自分の会社にはフリーランスの方が合うかも」と感じた方は、後半の「失敗しない選び方」と「制作会社との判断フロー」を読みながら、最終的に判断していってください。

ホームページ制作 フリーランスのデメリット5つ

もちろん、メリットだけではありません。フリーランスに依頼することには、構造的なリスクが存在します。ここを事前に理解しておかないと、安く頼んだつもりが、結局やり直しで高くつく――という失敗に直結します。

  1. 品質のばらつきが大きい(一番怖い点)
    さっきも触れた通り、フリーランスのスキルレベルは本当にピンキリです。同じ「ホームページ制作 フリーランス」という看板でも、出してくる成果物の差は、平気で5倍10倍違います。「安さ」だけで選ぶと、ここで地雷を踏みやすい。
  2. 個人事業のため、連絡が途絶える可能性がある
    家庭の事情、体調不良、廃業、別の本業への復帰。理由は様々ですが、フリーランスは「ある日突然連絡が取れなくなる」リスクが、法人よりは確実に高いです。納品前ならまだ救いがありますが、保守を任せていた状態で消えられると、サイトが止まったときに動ける人がいません。
  3. 対応範囲が「その人の得意領域」に限られる
    たとえば、デザインが強いけれどコーディングが弱いフリーランスに依頼すると、「見た目はきれいだけど、スマホ対応がイマイチ」みたいなことが起こります。逆もしかり。一人で全部やるからこそ、本人の苦手分野がそのまま弱点になります。
  4. 大規模・複雑なシステム連携には向かないケースが多い
    ページ数が50ページを超えるような大規模サイト、EC機能、外部システム連携、複雑な権限管理――こういうのは、複数人のチームでないと品質と納期を担保しづらいです。一人で全部こなすのは、現実的な限界があります。
  5. 保守・運用体制が「その人次第」になる
    制作会社なら、保守チームが交代でサーバーや更新を管理してくれます。フリーランスはその人が休めば対応も止まります。「土日祝の障害対応」「24時間体制」みたいなレベルの保守を期待するなら、フリーランスではかなり難しい話になります。

このデメリット5つを見て、「やっぱり制作会社の方が安心かも」と感じる方もいるはずです。それはそれで全然OKです。要は、自社の事業フェーズ・予算・スピード感・サイト規模を踏まえて、どちらが「ちょうどいい」のかを判断することが大事です。

そして、ここで挙げた5つのデメリットは、僕自身もフリーランスとして仕事をする中で、何度も向き合ってきた現実です。「廃業リスク」とか「品質ばらつき」って、外側から見ているだけだとピンと来にくいんですが、中に入ってみると、本当に切実な話なんですよね。この章の最後に、その「内側から見た景色」も少し書きます。

ホームページ制作 フリーランスの相場と費用【規模別早見表】

ここからは、実際の相場を整理します。2026年時点の、ホームページ制作 フリーランスの規模別早見表です。

サイト規模 ページ数の目安 フリーランス相場 制作会社相場
ランディングページ(LP) 1ページ 5万〜15万円 10万〜40万円
小規模サイト 3〜5ページ 10万〜25万円 20万〜50万円
中規模コーポレートサイト 5〜15ページ 20万〜50万円 50万〜150万円
大規模・機能あり 15ページ以上+機能 50万〜150万円 150万〜500万円
月額保守 サーバー・更新含む 5,000〜15,000円/月 10,000〜50,000円/月

この表は、複数の業界統計・公開相場情報・僕自身が実際に提示している価格・同業フリーランスの公開価格をもとに作っています。ですが、ここで一つだけ覚えておいてほしいのは、「相場の中央値で必ず良いものが手に入る」という保証はどこにもない、ということです。

20万円で素晴らしいコーポレートサイトを作る人もいれば、50万円でテンプレ流用のひどい仕上がりを納品してくる人もいる。これがホームページ制作 フリーランスの世界の現実です。

だから、相場はあくまで「ここから大きく外れていないか」をチェックする物差しとして使ってください。決して、「相場通りだからOK」「相場より安いから得」と短絡的に判断しないことが大事です。

制作会社との価格差はなぜ生まれるか

同じような規模のホームページなのに、なぜ制作会社とフリーランスでこれだけ価格差が出るのか――この理由を理解しておくと、見積もりを見たときに「この差額は何に使われているお金なんだろう」と冷静に判断できるようになります。

制作会社の見積もりに乗っているコストは、ざっくり以下の通りです。

  • オフィス賃料・光熱費:常時稼働しているオフィスの維持費
  • 営業担当者の人件費:あなたとの最初の打ち合わせから契約までを担当する人
  • ディレクターの人件費:制作チームを指揮する人
  • デザイナー・コーダーの人件費:実際に手を動かす人たち
  • 管理職・経営者の人件費:稟議を回したり経営判断する層
  • 会社としての利益:株主や内部留保への配分

これらが全部、見積もりの中に乗っています。だから50万円の見積もりが出てきても、実際に手を動かす作業者の取り分は、その3割〜4割程度です。

一方、フリーランスは、これらの間接費がほぼゼロです。自宅で作業して、営業も自分でやって、作業も自分でする。だから同じ作業に対して、価格を半額にしてもちゃんと利益が残るんです。

ただし、価格に乗っているのは「人件費」だけではありません。ここを誤解したまま見積もりを比較すると、判断を間違えます。

ホームページを一本作るためには、その人が何年もかけて積み上げてきた「学習コスト」と「スキルの価値」が、必ず見積もりの中に乗っています。HTML、CSS、JavaScript、デザインの基礎、サーバーの仕組み、検索エンジンに評価される文章の組み方、お客様との打ち合わせの作法――これらを独学なり実務経験なりで身につけるのに、その人は数百時間〜数千時間を投じてきています。

もしあなたが、同じものを今から一人でゼロから身につけて、自社のホームページを自分で作るとしたら、どれくらいかかるでしょうか。本業を回しながらでは、最低でも1〜2年、もしかしたらそれ以上かかると思います。その「時間そのもの」も、見積もりの中で一緒に買っているという感覚を、ぜひ持ってほしいんです。

「安い」「高い」という議論は、目の前の見積もり額だけを見ても、本当の判断はできません。その金額の裏で、相手が何年かけて積み上げてきた経験と時間を、あなたは一緒に買っている――そう考えると、価格の見方が一段深くなります。

言い換えると、フリーランスに依頼するということは、「会社の維持に必要な間接費を払う代わりに、その人個人が積み上げてきたスキル・経験・時間をまとめて買う」ということ。だからこそ、その人の積み上げが厚ければお買い得だし、薄ければただ安いだけになります。

費用相場の全体感や、「安すぎるホームページ」と「適正価格」の判定軸については、こちらの記事で詳しく整理していますので、合わせて読んでみてください。

ホームページ作成費用の相場は?内訳・安く抑える方法まで徹底解説

ホームページ制作 フリーランスに依頼して失敗する理由と、失敗しない選び方|制作会社との比較も含めて

50代の男性経営者が真剣な表情でパソコンの前に座り、画面に表示されたAIチャットの返答を見て困惑している様子。机の上にはコーヒーカップ、メモ帳。室内は朝の柔らかい自然光、写真風、ドキュメンタリーテイスト、顔はぼかす

ここからが、この記事の心臓部です。

ホームページ制作 フリーランスに依頼して失敗してしまう理由を5つに整理し、それを踏まえて「失敗しない選び方」を提示します。さらに、制作会社とフリーランスのどちらが自社に合うかの判断フロー、そして依頼前に必ずやっておくべき3つの準備までを、まとめて押さえます。

ここを読んだ後には、あなたの中で「うちの会社はこういう人に頼むべきだな」という基準が、はっきり立ち上がっているはずです。

ホームページ制作 フリーランスに依頼して失敗する5つの理由

現場で実際に見てきた、ホームページ制作 フリーランスへの依頼で起こる「失敗の5型」を整理します。きれいごと抜きの話です。

  1. 失敗パターン①:途中で連絡が途絶える
    最も多いトラブルです。最初の打ち合わせは丁寧だったのに、契約金の半額を払ったあたりから返信が遅くなり、最終的に音信不通。これ、特に「本業を別に持ちながら片手間でWeb制作を始めた人」に多いパターンです。本業が忙しくなった、家庭の事情、モチベーション低下――理由は様々ですが、結果としてあなたのプロジェクトは止まります。
  2. 失敗パターン②:設計の話を一切せずに、いきなりデザインを作り始める
    ホームページは本来、「誰に・何を・どう伝えるか」という設計が先にあって、その上にデザインが乗ります。ところが、スキルの浅いフリーランスほど、ヒアリングをほとんどせずに、いきなり「とりあえずデザインカンプを作ってみました」と提案してくる。結果、見た目はきれいでも、お問い合わせがゼロのまま放置される――これも本当に多いです。
  3. 失敗パターン③:自分で更新できない型のサイトを納品される
    HTMLとCSSだけで作られた、いわゆる「静的サイト」。これだと、後から文章を変えたい、写真を差し替えたい、お知らせを追加したい――そのたびに、全部その人に頼まないと変えられません。費用は安く済んでも、運用フェーズで身動きが取れなくなります。
  4. 失敗パターン④:保守の話を一切しないまま納品される
    公開して終わり。保守契約の提案もなく、サーバーやドメインの管理方法も説明されない。半年後、サーバーの更新時期が来て、誰もそれを知らずに失効、サイト全停止――というケースが、現場では本当に起こります。
  5. 失敗パターン⑤:「業者の都合のいい型」に丸め込まれる
    これが地味に多くて、地味に怖いやつです。あなたの事業の特殊性をちゃんと理解せず、「うちのテンプレに合わせてください」というスタンスで進められる。あなたの会社の魅力が削ぎ落とされ、どこにでもあるようなサイトに仕上がる。お客様から見たら他社との違いが分からないので、当然、問い合わせもこない。

この5型、共通しているのは「最初の段階で、フリーランス本人の本気度・誠実さ・スキル・対応範囲を見極めきれなかった」という点です。逆に言えば、依頼前の見極めさえできれば、ほとんどの失敗は避けられます。

第三者の飲食オーナーが業者に「しょぼいけど無いより…」と言わされた話

ここで、現場で聞いた具体的なエピソードを一つ。

知り合いの飲食オーナーが、地元の制作業者にホームページ制作を依頼したときの話です。予算は30万円。コース料理を扱う、いわゆる「客単価が高めの大人向けのお店」でした。

納品されたサイトを見て、オーナーは正直「これは違うな」と感じたそうです。写真の選び方、文字のフォント、全体のトーン。どこをどう取っても、「自分のお店の世界観じゃない」と。

でも、業者の方からはこう言われました。

「短納期・予算30万円の中で、ここまで作るのは大変だったんですよ。とりあえず公開して、しょぼいけど無いよりはマシじゃないですか」

オーナーは、その言葉を飲み込むしかなかったそうです。契約も切れないし、修正を頼んでもさらに費用がかかる。結局、納得していないままサイトを公開し、そのお店のホームページは、お店の魅力をほとんど伝えないまま今も稼働しています。

これは制作会社で起きた話ですが、同じことはフリーランスでも普通に起こります。むしろフリーランスの方が、「自分一人で対応できる範囲」に強くこだわってしまい、お客様の世界観をすっ飛ばす業者は珍しくありません。

「しょぼいけど無いよりマシ」――この言葉、絶対にあなたに言わせちゃダメな言葉です。お金を払って作るホームページが、自分のお店や会社の足を引っ張る存在になったら、本末転倒もいいところです。

だから、依頼前にやるべきことは、「いくらでやれるか」を聞くことじゃなくて、「あなたはうちの会社の世界観を、ちゃんと理解してくれそうか」を見ることなんです。

失敗しない選び方5項目+「自分のコンテンツを持っているか」軸

では、ホームページ制作 フリーランスを失敗せずに選ぶには、何を見ればいいのか。一般的に語られる5項目に加えて、僕が一番大事だと思っている「もう一つの軸」を提示します。

  1. 実績ポートフォリオを最低5件以上見る
    ポートフォリオに載っているサイトは、その人が「自信を持って出せるレベル」の代表作です。1〜2件しか出していない人、または「クライアントの都合で公開できません」を連発する人は、実績の絶対量が足りていない可能性があります。
  2. 業種・規模が近い実績があるか確認する
    飲食店専門でやってきた人に、製造業のBtoBサイトを頼むのは、たぶんミスマッチです。あなたの業種や事業規模に近い実績が複数あるかどうかを必ず見てください。「業界の常識」が分かっているかどうかが、できあがるサイトの質に直結します。
  3. 初回ヒアリングの深さ・質問の量を見る
    最初の打ち合わせで、「予算は?」「ページ数は?」「いつまでに?」しか聞かない人は、設計能力が薄いと考えてください。本物の人は、「あなたの会社の強みは?」「お客様はどんな方?」「3年後どうなっていたいですか?」――こういう「事業」に踏み込む質問をしてきます。
  4. 契約書・見積書を必ず書面で交わす
    口約束だけで進めるフリーランスは、依頼者側にとって不利でしかありません。納期、修正回数、追加費用の条件、納品後の保守、知的財産権の扱い――これらを書面で明文化できる人を選んでください。書面を嫌がる人は、その時点で候補から外していい段階です。
  5. 保守・運用フェーズの提案がある
    納品して終わりではなく、「公開後にどうやってお客様を集めるか」「半年後・1年後の運用計画」「何か起きたときの連絡フロー」――ここまで一緒に考えてくれる人を選んでください。これがないフリーランスは、ホームページを「作るだけ」の人です。

ここまでは、業界一般で語られる5項目です。ここに、僕がもう一つ強く推したい軸を足します。

それは、「その人自身が、自分のコンテンツを持って発信しているかどうか」という軸です。

ブログを書いている、SNSで発信している、自分のホームページを丁寧に作り込んでいる、メルマガを出している――形は何でもいいです。要は、「自分の言葉で、自分の事業について語っているかどうか」。

なぜこの軸が大事なのか。ホームページの本質は、「文字数の多いHTML」じゃなくて、「経営者の思いを、お客様に届く形に翻訳した媒体」だからです。自分の思いを言葉にして発信してこなかった人に、あなたの思いを言葉に翻訳できるはずがありません。

逆に言えば、自分のコンテンツを地道に発信し続けている人は、「思いを言葉に変える」というプロセス自体を体で知っています。それは、テクニックではなく姿勢の話です。

あなたが大切にしている事業の思想や、お客様への向き合い方を、ちゃんと言葉に翻訳して、文字にして、デザインに落とし込んでくれる人かどうか――それは、その人自身が普段、自分のコンテンツとどう向き合っているかに如実に表れます。

「ホームページ制作 フリーランスの失敗しない選び方」を本気で考えるなら、この6つ目の軸は、絶対に外さないでほしいんです。

ホームページ制作 フリーランスと制作会社、自社に合うのはどちらか(判断フロー)

ここで、自社にとってフリーランスと制作会社のどちらが合うのか、判断するための5つの問いを用意しました。順番に「はい/いいえ」で答えていってみてください。

  1. 予算は50万円以下ですか?
    →「はい」ならフリーランス寄り。50万円を超える予算なら、制作会社も現実的な選択肢に入ります。
  2. ページ数は15ページ以下、機能はシンプル(お問い合わせフォーム+ブログ程度)ですか?
    →「はい」ならフリーランス寄り。会員管理、決済機能、複雑な検索、外部システム連携などが必要なら、制作会社向きです。
  3. 制作者本人と直接やり取りしたいですか?それとも窓口・営業担当を挟みたいですか?
    →「直接やり取りしたい」ならフリーランス。「会社として一括で受け止めてほしい」なら制作会社。
  4. 納品後、自分でも文章や写真を更新したいですか?
    →「自分で更新したい」なら、それが得意なフリーランス(WordPressなど運用しやすい仕組みで作れる人)が向きます。「全部おまかせでいい」なら、保守体制が整った制作会社も選択肢に。
  5. 長期的に、同じ人に事業のことを相談し続けたいですか?
    →「はい」ならフリーランス一強です。法人だと担当者が変わるリスクがどうしても残ります。

「はい」が3つ以上ならフリーランス寄り、「いいえ」が3つ以上なら制作会社寄り、というのが大まかな目安です。ただし、これはあくまで判断のたたき台。最終的には、相見積もりを取って、人柄や提案内容を見比べた上で決めるのが王道です。

もう一つ補足すると、「安いホームページ=悪い」「高いホームページ=良い」という単純な構図ではないんです。価格には、必ず「その金額に込められた人件費の構造」があります。安いから危ない、高いから安心、ではなく、「何にお金を払っているのか」を理解した上で選ぶことが大事です。

このあたりの「安いホームページの罠と適正価格の見極め」については、こちらの記事で踏み込んで書いています。

ホームページ作成は安いほうがいい?相場と失敗しない制作会社の選び方

ホームページ制作 フリーランスに依頼する前にやるべき3つの準備

「いざフリーランスに頼もう」と決めたとき、何の準備もなく問い合わせフォームを叩くのは、もったいないです。最低限、以下の3つだけは、依頼前にあなたの中で整理しておいてください。

  1. 準備①:誰に・何を・どう伝えたいか、を一度紙に書く
    「うちのお客様はどんな人か」「うちの強みは何か」「他社と何が違うのか」「3年後どうなりたいか」――この4つを、A4用紙1枚で構わないので、書いてみてください。これがあるかないかで、フリーランス側の提案精度が3倍くらい違います。
  2. 準備②:競合・参考にしたいサイトを3〜5件ピックアップする
    「こういう雰囲気にしたい」「こういう導線が好き」というサイトを、業種を問わず3〜5件ピックアップしてみてください。これがあると、フリーランス側は「あなたの好み」を瞬時に掴めます。逆にこれがないと、初稿でズレるリスクがすごく高まります。
  3. 準備③:予算と納期の上限・下限を、自分の中で決めておく
    「だいたいこれくらい」じゃなくて、「最低でもこの予算は出せる、これ以上は無理」「この日までに公開したい、これ以上は遅れていい」と、上限と下限を決めておきます。これがあるだけで、見積もりの判断スピードが圧倒的に上がります。

そして、もう一段手前の話として、そもそも「うちにホームページは本当に必要なのか」「今のタイミングで作るべきなのか」――そんな根本的なところに迷いがある方は、こちらも一度読んでみてください。

ホームページはいらない?業種・規模・SNSで変わる判断軸と、作って失敗する会社の共通点

準備をきちんと済ませた上でフリーランスに相談すると、相手の本気度も、提案の質も、まったく別物になります。準備した分だけ、依頼する側のあなたも、提案を受ける目が育っているからです。

僕が「自分のコンテンツがないと勝てない」と気付くまで|ホームページ制作 フリーランスのまとめ

ノートPCの前で腕を組み、画面と手元のメモ帳を見比べながら冷静に確認している若い男性Web制作者。窓の外は晴れ、机には紙のスケジュール帳、写真風、慎重で誠実な雰囲気

ここまで、ホームページ制作 フリーランスの実像・相場・失敗パターン・選び方・制作会社との比較・依頼前の準備までを、現場目線で整理してきました。

最後にお話ししたいのは、なぜ僕がそもそもホームページ制作のフリーランスという働き方を選んだのか――その裏側のストーリーです。きれいごとではありません。いろんなことを試して失敗して、ようやくここに辿り着いた話です。

少しお付き合いください。あなたがフリーランスを選ぶときの、もう一つの判断軸になるかもしれません。

飲食店長時代に販促を全部自力でやっていた話

僕は今でこそホームページ制作のフリーランスをやっていますが、もともとは飲食業界で15年、店長・スーパーバイザー(複数店舗管理)として現場をやってきた人間です。

当時、飲食店の現場で何をしていたかと言うと、本当に「販促に関わることはほぼ全部自力」でやっていました。メニュー表のデザインを自作する、紙のチラシを自分で作って近隣に配る、お店の前に置くPOPを自分で書く、店内イベントの企画と運営、メール会員(当時はメールが主流でした)の獲得から配信まで――。

世の中で「Web」とか「SNS」と呼ばれる前の時代から、僕はTwitterやFacebookを立ち上げて、お店の発信をしていました。当時、会社は店長に丸投げとまでは言わないけれど、現場のことは現場任せ、というのが正直なところでした。本部から大枠の販促はあるものの、それだけじゃ全然売上が動かなくて、店長として「自分の頭で考えて、自分の手で動かないと売上は守れない」というのを、毎日のように体感していたんです。

だから、世の中の経営者の方からよく聞く「ITに疎いから不安で」という言葉に、当時の僕は実はピンと来ていませんでした。「いやいや、ITとか難しい話じゃなくて、ただお客様に伝えるための道具でしょ?」――そんな感覚で、目の前の道具を一つずつ使いこなしていきました。

そんな中で、僕はあるとき、お店の公式ホームページを自分で作ることになります。本来は外部の制作会社に頼むべきだったんですが、当時の現場は本当に人手不足で、「店長、できるならお願い」みたいなノリで僕に話が降ってきました。HTMLもCSSもほぼ独学で、本を片手にちまちま組み上げていきました。

仕上がりは正直、プロから見たら粗だらけだったと思います。そして結果も、正直に言うと反応ゼロでした。せめて「うちのお店の人格」をちゃんと伝えることができていれば、もう少し変わっていたのかもしれない――。あの時の悔しさが、今もずっと僕のどこかに残っています。

この経験が、後々の僕のWeb観の出発点になります。「サイトの本質は、技術じゃなくて、伝えたい思いの中身そのものなんだ」――それを、現場の悔しさの中で覚えた瞬間でした。

趣味ブログ → アフィリエイト → EA開発(種銭不足で休止)

飲食店長を続けながら、僕は趣味でブログを何度も立ち上げています。ジャンルは時期によってバラバラで、ガジェット系、節約系、その他いろいろ。書くこと自体が楽しくて、アクセス解析を見ながら「ここをこう変えたら読まれるかな」と試行錯誤するのが日課でした。

そのうち、ブログで広告収入を得る「アフィリエイト」というやり方に手を出します。3年くらい、結構な熱量でやりました。書いて、書いて、書きまくって、PV数が増えて、収益も少しずつ上がって――ある時期からは、本業以外で月に数万〜十万単位の収入が立つようになりました。

でも、ある日ふと気付いたんです。「これ、結局、自分のコンテンツじゃなくて、他人の商品を紹介してるだけだな」と。

もちろん、アフィリエイトという仕組み自体は否定しません。立派なビジネスモデルです。ただ、僕個人の感覚として、「他人のコンテンツを売り続ける限り、自分の人生は誰かのプラットフォームの上に乗っているだけだな」というのが、どうしても拭えませんでした。

そこから、僕は「自分のコンテンツを持つにはどうしたらいいか」を本気で考え始めます。最初に飛びついたのが、為替の自動売買プログラム(EA)の開発でした。「自分のロジックをコードに落として、自分の資産として運用できれば、これは究極の自分コンテンツじゃないか」と思ったんです。

プログラミング言語の本を買い込み、夜中まで実装して、デモトレードで検証して、何度もボツを出して、ようやく「これいけそう」というロジックが完成しかけた時期がありました。

でも、現実は厳しかった。実際にお金を入れて検証するための「種銭」が、当時の僕にはほとんどなかったんです。本業の生活費を切り崩すわけにもいかなかった。結果として、EA開発は「とりあえず保留」のまま、今もまだ完成させきれていません。

このときに僕が学んだのは、「自分のコンテンツを持つ」というのは、頭で思うほど簡単じゃないということ。そして、自分の身の丈に合う形で、それでも自分の旗を立て続けることが、どれだけ大事かということでした。

コロナ後にWebデザインへ挑戦して辿り着いた答え

飲食業界を離れてから、僕は運輸の現場で数年間働きました。世間が新型コロナでざわついていた頃、運輸の現場も大きく揺れて、改めて「いつまでも会社員一本で生きていくのは、それなりにリスクがあるな」と感じるようになりました。

そのタイミングで、世の中ではコロナ禍をきっかけに「Webデザインで独立」というキャリアパスが、急に注目を浴び始めます。SNSを開けば「未経験から3ヶ月でフリーランス!」みたいな広告が溢れていました。

正直、最初は半信半疑でした。なぜなら、僕は子どものころからずっと「自分には絵心がない」と思って生きてきたからです。図画工作は苦手、デッサンも全然できない、色彩感覚にも自信がない。「Webデザインなんて、自分には一生関係ない世界だ」と、心のどこかで決めつけていました。

でも、ある日ふと思ったんです。「販促物は飲食店時代にあれだけ自作してきたじゃないか」と。POPもメニューもチラシも、自分の手で組み立ててきた。デッサンができないというだけで、デザインの全てが無理だと決めつけるのは、たぶん早計だ。

そこから、僕はWebデザインの勉強を本格的に始めました。HTML、CSS、JavaScript、WordPress、Photoshop、Illustrator、Canva――触れる道具を片っ端から触っていきました。

そして、やってみると、案外するすると身についていったんです。特に「お客様にどう伝えるか」という設計の部分は、飲食店長時代に死ぬほどやってきたことの延長線上にあって、ほとんどゼロから学ぶ感覚はありませんでした。

そこから、モニター案件をいくつかこなし、クラウドソーシングの案件もこなし、知り合いの会社のホームページも何度か手がけました。そして案件をこなすほどに、こう確信していきました。

「経営者の思いを言葉にして、それを正しいデザインに落とす――この仕事こそ、僕が一番やるべき仕事だ」と。

そして同時に、こうも気付いたんです。「他人のコンテンツを売るんじゃなく、自分のコンテンツを発信し続けてきた人間にしか、経営者の思いを翻訳することはできないだろう」と。

これが、今のNovus Digitalの土台になっています。ブログを書く、SNSで発信する、自分の言葉で事業について語る。それを地道に続けてきた経験そのものが、お客様の事業の言語化を支える筋肉になっているという感覚です。

だから僕は、ホームページ制作 フリーランスを選ぶ際の「自分のコンテンツを持っているか」軸を、何より大事だと言い続けています。これは、テクニックではなく、姿勢そのものの話だからです。

まとめ:ホームページ制作 フリーランスは「中身」で選ぶ

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。改めて、この記事の結論を整理します。

  • ホームページ制作 フリーランスは、看板ではなく「その人個人の中身」で品質が決まる
  • 相場の中央値であっても、品質が伴うとは限らない
  • 失敗の5型(連絡途絶・設計丸投げ・量産テンプレ・保守なし・契約曖昧)は、依頼前の見極めでほぼ防げる
  • 選び方は「実績・業種適合・ヒアリングの深さ・契約書面・保守提案」の5つに加え、「自分のコンテンツを発信しているか」を必ず見る
  • 制作会社との判断フローでは、予算・規模・直接性・更新性・長期性の5問でざっくり決められる
  • 依頼前の準備3つ(誰に何をどう・参考サイト・予算と納期の上下限)をすませると、提案精度が劇的に上がる

「ホームページ制作 フリーランスに頼みたいけれど、どう選べばいいか分からない」――そう感じている経営者・個人事業主の方は、決して少なくありません。今回の記事が、その判断軸を整える助けになっていれば嬉しいです。

そしてもし、「自分のコンテンツを持って、地道に発信を続けてきた人間に、一度相談してみたい」と感じてくださったなら、Novus Digital では無料相談を受け付けています。

あなたの事業の話を、まずはじっくり聞かせてください。営業電話のような押し売りは一切しません。あなたの会社の状況を伺った上で、フリーランスに頼むのが正解なのか、それとも別の選択肢の方がいいのか――その判断材料をご提供することから始めます。

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最後まで読んでくださって、ありがとうございました。あなたの事業が、ホームページという道具を味方につけて、もう一段前に進んでいくことを、心から願っています。

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岡山で活動する、伴走型のWebマーケティングパートナー。
飲食店の店長・SVとして15年、運送業8年、現場で売上と集客に向き合ってきました。

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Webが苦手な経営者の相談相手として活動しています。
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