ホットペッパービューティーの掲載料金が上がった。あるいは、次の更新で上がると言われた。今の金額でもぎりぎりなのに、このまま続けていいのか。値上げに同意しなかったらどうなるのか。
この記事では、その「掲載料金が上がったとき」の話だけに絞って書きます。やめる時期や、やめた後に残るものも含めて全体を考えたい方は、先に親記事の「ホットペッパービューティーの掲載をやめる前に」を読んでください。
先に答えを書いておきます。
※ 内容は2026年10月7日に、リクルートの「HOT PEPPER Beautyヘア/HOT PEPPER Beautyキレイ利用約款」(2026年9月14日適用の版)、ホットペッパービューティーの公式の掲載案内とお知らせ、リクルートの公開されている発表で確認したものです。料金はお店ごとの契約で決まります。
公式に分かること・分からないこと
「値上げ」の話は、人から聞いた話やネットの記事が先に広まりやすい話題です。まずは、公式に確かめられることと、確かめられないことを分けておきます。
掲載料金そのものは、公開されていない
ホットペッパービューティーの公式の掲載案内には、プランの名前(プラチナプラン・バリュープラン・EPRPプランなど)は出てきますが、金額は書かれていません。掲載費については、エリアやプランによって違うので問い合わせてほしい、という案内です。利用約款でも、掲載費の金額はリクルートが別に定めるとされています。
そのため、「いくらからいくらに上がった」という話は、外からは確かめようがありません。サロン向けの解説記事には、月1万円だった一番安いプランが2019年に2.5万円(税別)に上がった、といった記述もあります。公式の発表では確かめられなかったので、自分のお店の状況は担当の営業さんに確かめてください。自分のお店の金額と、変わる時期は、契約書と担当の営業さんで確かめるしかありません。
公式に発表されている、料金まわりの変更
掲載料金ではありませんが、ホットペッパービューティーの公式のお知らせで確かめられた変更が1つあります。予約したお客さんに付くポイントの基本の加算率が、2026年1月29日以降の予約から、2%から1%に変わったというものです。
このお知らせは利用者向けのもので、お店の負担がどう変わるかは書かれていません。利用約款では、ネット予約で来たお客さんの利用金額の1%を「共通ネット予約利用料」として払うことと、それとは別にポイント分の負担があることが決められています。自分のお店の負担がどう変わったかは、担当の営業さんに確かめてください。
なお、2026年2月にリクルートが発表した「掲載無料化」は、求人サービスの「ホットペッパービューティーワーク」の話です。サロンの掲載料金とは別なので、混同しないように気をつけてください。
条件が変わると言われたら:約款の決まり
利用約款の第19条には、約款の中身を変えるときの決まりがあります。流れにすると、次の3つです。
大事なのは3つ目です。お知らせを見落としたまま適用日を過ぎると、「同意した」扱いになります。SALON BOARDのお知らせは、定期的に開いておきましょう。
もう1つ気をつけたいのは、2つ目で契約が終わる場合のお金です。約款の第4条第3項には、この形で契約が終わる場合も、掲載費などを払う義務は残ると書かれています。同意しない書面を出す前に、いつまでの分を払うことになるのか、担当の営業さんに確かめてください。
なお、掲載料金そのものはお店ごとの契約で決まっているので、料金の変更にこの決まりがどう当てはまるかも、担当の営業さんに確かめるのが確実です。契約の更新のタイミングで金額が変わる場合は、更新しないという選び方もあります。その期限は、親記事の「やめられる時期と申し出方」で書いています。
続けるか決める前に見る数字
値上げを聞くと、「高い」「もう無理」と金額だけで決めたくなります。でも、同じ金額でも、それで新しいお客さんが何人来ているかによって、高いか安いかは変わります。決める前に、次の数字を出してみてください。
新しいお客さん1人に、いくらかかっているか
計算はシンプルです。
この数字が、はじめてのお客さんが最初の1回で払ってくれる金額に近い、またはそれを超えているなら、新しいお客さんを集めるための費用としては重くなっています。逆に、そのお客さんが2回目、3回目と通ってくれているなら、1人あたりの費用は十分に回収できている、という見方もできます。
2回目からの予約まで、ホットペッパービューティーを通っていないか
もう1つ見てほしいのが、2回目からのお客さんの予約がどこから入っているかです。ホットペッパービューティーのネット予約で来たお客さんには、利用金額の1%の利用料と、別にポイント分の負担がかかる決まりです。2回目からのお客さんの予約がほとんどホットペッパービューティー経由なら、すでに来てくれている人の予約にも、ずっと費用を払い続けていることになります。
2回目からの窓口の案内は、店頭での声かけやお会計のときにお渡しするカード、お店のSNSで行いましょう。ホットペッパービューティーの掲載ページやメッセージを使って外の予約先へ誘うのは、掲載のルールに触れることがあるので避けてください。
更新日の前に、担当の営業さんと話す
数字が出たら、次の更新日の前に担当の営業さんと話してみましょう。値上げの理由や、ほかのプランに変えられるかどうかを聞くと、選べる道が見えてきます。
- 「次の更新から、うちのお店の掲載費はいくらになりますか。いつからですか」
- 「今より費用を抑えたプランに変えることはできますか。変えると、何が変わりますか」
- 「更新しない場合は、いつまでに、どんな形で申し出ればいいですか」
まとめ:値上げは「数字を出して、更新日の前に話す」
- サロンの掲載料金の値上げについて、リクルートの公開されている発表は見当たらない。金額はお店ごとの契約で決まる
- 公式に発表された料金まわりの変更は、利用者のポイントの基本の加算率が2026年1月29日以降の予約から2%から1%になったこと。お店の負担がどう変わったかは担当に確かめる
- 約款の大事な変更はサイトやSALON BOARDで知らされ、同意しないなら適用日までに書面。何もしなければ同意扱い(第19条)。この形で終わる場合も、支払い義務は残る(第4条第3項)
- 続けるかどうかは「1か月の掲載費 ÷ はじめてのお客さんの数」で考える
- 2回目からの予約まで通していないかを見て、更新日の前に担当の営業さんと話す
やめると決めたときの期限や、やめた後に残るもの、いきなり全部やめずに切り替える順番は、親記事にまとめています。
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