ホットペッパーグルメの掲載を、このまま続けるか迷っている。毎月の掲載費のわりに、予約が入っている実感がない。でも、やめたら新しいお客さんが来なくなるのではと不安で、なかなか決められない。
この記事は、飲食店でホットペッパーグルメを使っている方に向けて、やめ方と、やめる前に考えておくことをまとめたものです。美容室・サロンでホットペッパービューティーを使っている方は、仕組みが違うので親記事の「ホットペッパービューティーの掲載をやめる前に」を読んでください。
先に答えを書いておきます。
※ 内容は2026年10月14日に、ホットペッパーグルメの公式の掲載案内・ネット予約プランの案内と、「ホットペッパーグルメ利用約款」(2026年8月3日改定・適用の版)で確認したものです。有料掲載の料金や、お店ごとの契約内容は公開されていないので、担当の営業さんに確かめてください。
やめるか決める前に、直近3か月の毎月の掲載費と、ホットペッパー経由で来たお客さんの数(予約の記録で分かる範囲で)を並べてみてください。1人来てもらうのにいくらかかっているかが分かると、判断しやすくなります。月額の有料掲載から月額0円のネット予約プランに切り替えられるかどうかも、担当の営業さんに聞いてみる価値があります。
まず、自分の契約がどれかを確かめる
同じホットペッパーグルメでも、契約の種類によってやめ方が変わります。最初に、自分のお店がどれに当たるかを確かめてください。
| 契約の種類 | 払うお金 | やめ方 |
|---|---|---|
| ネット予約プラン | 月額0円。ネット予約で来店した人数に応じて、15:00-6:59の来店は1人200円(ポイント付与料50円+ネット予約手数料150円。手数料は税抜)、7:00-14:59の来店は1人50円(同10円+40円) | 最低契約期間なし。店舗管理画面のお問い合わせフォームか電話で解約。解約の費用なし |
| 月額の有料掲載(毎月自動で更新するプラン=約款の「自動継続プラン」) | 公式ページに料金の記載なし(担当の営業さんの案内による) | 途中ではやめられない。指定の方法で解約を申し出て、届いた日の翌月末で終わる |
| 「業務サポートパック」とセットの契約 | 同上 | 約款では、毎月ではなく毎年自動で更新される扱い。いつが切れ目かを必ず確かめる |
期間を決めて申し込んだ契約は、その期間が終わるまでやめられません(第3条)。契約書や申込書の控え、毎月の請求書を見ると、どの契約かが分かるはずです。分からなければ、担当の営業さんに「今の契約の種類と、次に更新される日」を聞いてください。
ネット予約プランのやめ方
月額0円のネット予約プランは、公式の案内に「最低契約期間・最低掲載期間は設けておりません」とあり、店舗管理画面のお問い合わせフォームか電話で解約できます。解約の費用もかかりません。
ただし、やめる前に予約の状況は確かめておきましょう。ネット予約の手数料は、来店した人数に応じて翌月にまとめて請求されます。お客さんのキャンセルをお店の側の管理画面で処理しておかないと請求が出る、とも書かれています。やめる直前の月の予約とキャンセルの処理が残っていないか、見ておくと安心です。
月額の有料掲載のやめ方:申し出が届く日で1か月変わる

利用約款の第3条では、申し込んだ後に契約期間を変えたり、途中で解約したりはできないことになっています。毎月自動で更新されるプランは、第22条で、指定の方法で解約の申し出を届けると、届いた日の翌月末で解約になるとされています。
たとえば、申し出が10月14日に届けば、11月末で終わります。月末に出して届くのが11月1日になると、終わるのは12月末です。届く日が月をまたぐだけで、掲載費が1か月分多くかかることになります(約款どおりの場合)。やめると決めたら、月末ぎりぎりを避けて早めに申し出ておくと安心です。申し出の方法は「当社指定の方法」とあるだけなので、担当の営業さんに「どの方法で、どこに出せばよいか」を確かめてください。
もう1つ知っておきたいのが、第21条の決まりです。契約が終わった後でも、お店の情報をホットペッパーグルメや提携先に載せることができる、とされています。やめたらお店のページがすぐに全部消える、とは限りません。古い営業時間やメニューが残ると困る場合は、やめる前に内容を見直しておくか、担当の営業さんに扱いを聞いてください。
僕の店長時代の話:小さな枠にしても、ガタンとは減らなかった
ここからは、僕が飲食店の店長をしていたころの話です。10年以上前のことで、今とは料金も仕組みも違うので、あくまで一つの例として読んでください。
僕がいたのは10店舗ほどの飲食グループで、ホットペッパーグルメの掲載は会社がまとめて申し込み、各店で使う形でした。年々反応は落ちていき、営業さんからは「競合が増えたので、枠を大きくしないと反応は上がりにくい」と言われていました。
僕の店は、最後は一番小さな枠で細々と続けていました。大きい枠から小さな枠に変えても、お客さんがガタンと減った感じはありませんでした。そもそも、ホットペッパーから来るお客さんがもうあまりいなかったからです。ベッドタウンで常連さん中心の店だったからで、駅前や繁華街のお店なら、また違ったと思います。
新しいお客さんは「店構え」と地域から来ていた
店は市街地から少し外れたベッドタウンにあって、お客さんは地域の方がほとんどでした。新しいお客さんは、看板や店構えを見て入ってくれる地域の人だったと思います。
そのかわり、常連さんを大事にする取り組みはたくさんやっていました。お誕生日のハガキ、来てくれた後のお礼のDM、イベントのときの紙のDM、メール会員、ポイントカード、Facebookページ。チラシや飛び込みの営業もしていましたが、店を支えていたのは常連さんで、常連さんと呼べるお客さんはとても多かった記憶があります。
「リピートに強いお店」と言えば聞こえはいいのですが、逆に言うと新しいお客さんに弱いお店でした。ホットペッパーの反応が落ちても困らなかったのは、常連さんに支えられていたからです。もし常連さんが少ない店だったら、同じように枠を小さくしたとき、もっと困っていたはずです。
ポータルのページを、ホームページ代わりにしていた
今振り返って、当時の自分に一つ言うなら「お店のホームページをちゃんと作っておけ」です。当時の店のホームページは、僕が仕事の後に作った「ないよりはまし」くらいのものでした。お店の情報を見てもらう先は、実質ホットペッパーやぐるなびのページだったんです。
ポータルサイトのページは、同じ画面に近くのお店がずらっと並びます。どうしても周りのお店と比べられやすく、クーポンや値段の勝負になりやすい。お店の良さを自分の言葉で伝える場所が、自分の手元になかったのだと思います。
やめる前に、自分で用意しておく入り口
ホットペッパーグルメをやめたとき弱くなるのは、まだお店を知らない人に見つけてもらう力です。その分を補う入り口は、やめる前に用意しておくのが安全です。
常連さんとのつながりは、ポイントカードやメール会員、LINE公式アカウントのように、ホットペッパーを通さない窓口に移しておくと、やめた後も残ります。
まとめ:契約の種類と、やめた後の入り口を確かめる
- 月額0円のネット予約プランは、最低契約期間なし・解約の費用なしで、店舗管理画面のお問い合わせフォームか電話でやめられる
- 月額の有料掲載は途中ではやめられない。毎月更新のプランは、申し出が届いた日の翌月末で終わる(届く日が月をまたぐと1か月延びる)
- 業務サポートパックとセットの契約は、約款では毎年の更新。切れ目を担当に確かめる
- 契約が終わった後も、お店の情報が載ることがある
- やめる前に、Googleのお店の情報と自分のお店のページを用意し、常連さんとの窓口を手元に移しておく
ホットペッパービューティーとの違いや、掲載をやめる前に確かめることの全体は、親記事にまとめています。
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