「ホットペッパービューティーの無料プランが、なくなるらしい」「無料にすると、検索に出なくなるらしい」。そんな話を聞いて、今の有料の掲載を無料に切り替えていいのか迷っている。あるいは、無料プランに切り替えてから、お客さんが減った気がする。
この記事では、その「無料プラン」の話だけに絞って、分かっていることと分かっていないことを分けて書きます。ホットペッパービューティーをやめるかどうか全体を考えたい方は、先に親記事の「ホットペッパービューティーの掲載をやめる前に」を読んでください。
先に答えを書いておきます。
※ 内容は2026年10月7日に、ホットペッパービューティーの公式の掲載案内、リクルートの公開されている発表、「HOT PEPPER Beautyヘア/HOT PEPPER Beautyキレイ利用約款」(2026年9月14日適用の版)で確認したものです。サロン向けメディアの記事の内容は、公式に確かめられたものではありません。
分かっていること・分かっていないこと
無料プランの話がややこしいのは、公式の発表が見当たらない一方で、サロン向けのメディアでは取り上げられているからです。おそらく、SALON BOARDの中のお知らせや担当の営業さんを通して伝えられているのだと思いますが、ログインしないと見られない場所なので、外からは確かめられません。
そこで、複数のメディアの記事を読み比べて、「どこまで一致していて、どこから食い違うか」を表にしました。
| 項目 | サロン向けメディアの伝え方 | 公式で確かめられたか |
|---|---|---|
| ホットペッパービューティーの中のエリア検索 | 2025年4月ごろから、新しく無料プランにしたお店は出なくなった(多くの記事で一致) | 確かめられず |
| 前から無料プランのお店 | 2026年4月から同じ扱いになる、と伝える記事がある(その前に予測として書いていた記事もあり、実際にどうなったかは確かめられなかった) | 確かめられず |
| 新しく無料プランで始められるか | 2025年4月以降は、新しく無料プランで始めることはできない、と書く記事がある | 確かめられず |
| お気に入り・予約の履歴・ページへの直接のリンク | お気に入り・メッセージや予約の履歴・直接のリンクなどからは見られる、と書く記事が多い(どの経路を挙げるかは記事によって違う) | 確かめられず |
| Googleなどの検索 | 出なくなると書く記事と、触れていない記事がある | 確かめられず |
| ネット予約で払うお金 | 「施術料金の2%」と書く記事がある | 約款で確かめられたのは、利用金額の1%の「共通ネット予約利用料」と、それとは別のポイント分の負担があることまで(記事の2%は、ポイント分を合わせた数字の可能性があります) |
「廃止」ではなく「見つけてもらいにくくなる」
「無料プランがなくなる」という言い方をよく見かけますが、各記事の中身を読むと、お店のページが消えるという話ではありません。まだお店を知らない人が、ホットペッパービューティーの中で探したときに出てこなくなる、という話です。
逆に言うと、一度来てくれてお気に入りに入れてくれた人や、予約したことがある人からは見られる、と伝えている記事が多いです。つまり、無料プランで弱くなるのは「新しいお客さん」の入り口で、「2回目からのお客さん」の入り口はある程度残る、と考えられます。ただ、これも公式に確かめられた話ではないので、決める前に自分のお店で確かめてください。
自分のお店がどうなるかの確かめ方
確かめる場所は2つです。
1つは、SALON BOARDのお知らせです。利用約款の第19条では、約款の大事な変更は、その内容をサイトやSALON BOARDに表示して知らせることになっています。仕組みの変更も、ここに出ている可能性が高い場所です。
もう1つは、担当の営業さんです。ただ、営業さんにとって、有料から無料への切り替えはお店からの売上が下がる話です。いきなり「無料にしたい」と切り出すと、引き留めの話が中心になって、知りたいことが聞けないまま終わることもあります。
そこで、「やめると決めた」話としてではなく、「今のプランを見直していて、比べるために知りたい」という聞き方にしてみてください。たとえば「プランを見直しているところなので、比べるために教えてください」と前置きしてから、次のように聞くと話が進みやすくなります。
- 「無料プランにした場合、ホットペッパービューティーの中の検索で、うちのお店は表示されますか」
- 「お気に入りに入れているお客さんや、前に予約したお客さんからは、今までどおり見えますか」
- 「無料プランでも、ネット予約は受けられますか。そのときにかかる費用はいくらですか」
聞いた内容は、日付と相手の名前と一緒にメモしておきましょう。大事なところは、メールなど文字で残る形で返してもらえるようお願いしておくと、あとで確かめやすくなります。
無料にするか、有料を続けるかの考え方
無料にするかどうかは、「ホットペッパービューティーに何をしてもらっているか」で決まります。新しいお客さんを連れてきてもらっているのか。それとも、もう来てくれているお客さんの予約の窓口として使っているだけなのか。ここが分かると、無料にしたときに困ることが見えてきます。

新しいお客さんと、2回目からのお客さんの割合を見る
まず、ここ数か月の予約を「はじめてのお客さん」と「2回目からのお客さん」に分けて数えてみてください。予約の記録やお客さんのカルテを見れば、おおよその数は出せるはずです。
無料にする前に、自分で用意しておく入り口
無料にしたときに弱くなるのは、新しいお客さんに見つけてもらう力です。その分を補う入り口を、先に用意しておきましょう。お金をかけずに始められるものもあります。
- Googleのお店の情報(Googleビジネスプロフィール):「地域名+美容室」などで探す人の目に入る場所です。営業時間や写真、メニューを入れておくだけでも違います
- 自分のお店のページ:メニューと料金、場所、予約の方法が1枚で分かるページです。Googleのお店の情報やSNSからのつなぎ先になります
- LINE公式アカウントやInstagram:2回目からのお客さんと、ホットペッパービューティーを通さずにつながる窓口になります
来てくれたお客さんにこうした窓口を案内するときは、店頭での声かけや、お会計のときにお渡しするカード、お店のSNSで行いましょう。ホットペッパービューティーの掲載ページやメッセージを使って外の予約先へ誘うのは、掲載のルールに触れることがあるので避けてください。
まとめ:無料にする前に、入り口と割合を確かめる
- 無料プランについて、リクルートの公開されている発表は見当たらない。公式の掲載案内にも約款にも「無料プラン」の言葉はない
- サロン向けメディアは「無料プランのお店はホットペッパービューティーの中の検索に出なくなった」と伝えている。お気に入りや予約の履歴からは見える、とも
- Googleなどの検索での扱いや、前から無料のお店の扱いは、記事によって言うことが違う
- 自分のお店のことは、SALON BOARDのお知らせと担当の営業さんで確かめる
- 無料にする前に、新しいお客さんと2回目からのお客さんの割合を数え、かわりの入り口を用意しておく
掲載をやめるときの時期や、やめた後に残るもの、いきなり全部やめずに切り替える順番は、親記事にまとめています。
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